何がしたいの?
と、PCを買いに行ったときに聞かれる。
初めての購入のときにはこの質問にイラつく。
なんでもいいから欲しいんだよ。
と、心の中で怒鳴りながら、「ネットと、、、メールっ。」なーんて言うのである。
その未知の箱に可能性を託しながら購入しに行ったのに、電気屋の一言で夢破れる。
次にPCを買いに行くとき、自分のPCに限界を感じ、「このスペックだけは必要」なんて思いながら自分のPCの方向性がわかってくる。
パーソナルで使う、仕事で使う、ゲームをする、ネットをする、文章を書く、プログラムを組む、人と交流する、写真を加工する、音楽を作る、動画を編集する、等々。
PCの基本的な機能は同じ。
どれに特化させるかである。
でだ、、、バイクも全く同じ。
PCほどの買い替えをバイクでする人はそんなにいないから、それに気づくのは年齢が経ってから。
短い距離を早く走るのか、高速道路をそこそこの距離走るのか、山道を走るのか、舗装されていない場所で乗るのか、人を乗せるのか自分1人か、長時間乗るのか、毎日乗るのか、荷物を運ぶのか、磨いてよだれを垂らすのか、等々。
そのベクトルが統一性がなければ、ボヤけた印象のバイクになっていく。
で、そのバイクの印象が修理人に伝わらないと、ちゃんとした修理はできないのである。
もしくは高額の修理代がかかるかもしれない。
俺の場合は・・・
・週3〜4日
・8割夜間、2割昼間
・9割シングル1割タンデム
・都内の幹線道路と住宅街
・1日5〜10キロの移動
・スピードは出してもせいぜい50キロ
靴でいうと、ビジネスシューズでもなく、ワークブーツでもなく、スニーカーでもなく、スリッパでもビーサンでもない。
下駄である。
それを履いてビジネスの相手に会いにはいかないし、山も登らないし、全力で走ろうとも思わない。
決してジェームズ・ボンドのように屋根の上を走らないし、舘ひろしのように拳銃も撃たない。
そして修理する人はそれが分かっていれば、その機能にのみ力を注ぐことができる。
汚れを落とそうとも思わないし、美観にも口出ししない。
底が磨り減ろうとその部分にフォーカスしない。
鼻緒がちぎれないように、板が割れないように、そこだけに細心の注意を払ってくれる。
俺のロクゴーに求めるものは・・・
・5分以内にエンジンがかかること
・毎日乗れること
・40キロのスピードで5キロの距離が移動できること
・公務員に口喧嘩で勝てること
以上の条件がクリアできれば、あとは俺の美意識を追求するのみである。
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